2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧
「同郷のマンション同じ友人と夏の野菜の天丼かこむ」 大学で出会った地元が同じの友人に 久しぶりに連絡を取った。 地元に帰っていると思っていたが まさか数m先の上の階に住んでいた。 夏バテの前の栄養補給のため ガッツリと天丼をかきこんだ。 なぜ友だ…
「袖通す若葉に生える白スーツ」 約1ヶ月ぶりに復帰したアルバイト。 気合をいれるため、 春夏用に買った白のジャケットを羽織る。 ちょうど外の緑と白で 爽やかな気持ちになった。
「二人きりエレベーターに共に乗る天道虫と一匹一人」 気温が高くなり、夏が近づいているなと感じている頃、 今年初めての天道虫をみた。 タイミング良くエレベーターのドアが空き 共に乗り込んだ。 夏の風物詩と共に。
「面接の遠くに見える夏の山」 オフィスビルの25階で最終面接があった。 結果はまだわからないがやれることはやったと思う。 そしてふとガラス張りの窓を見ると、 都会でも夏の山がはっきりうつっていた。 実家に帰りたい。
「通いすぎキャリア相談日常にいつ終わるのか聞かぬ暗黙」 大学のキャリア相談を受け終わったら 即次の予約をする。 まるで定期相談である。 職員にも顔を覚えられる始末。 そして終わりの見えない就活だが それを聞けない自分がいる。
「曖昧に昼寝の境訪れず」 寒いのか暑いのかよくわからない季節に 昼寝によって逃げるしかなかった。 けれど寝ずぎてしまって 起床は夜の10時。 昼寝という境がなくなっていた。
「オンライン初の集団面接に言葉重なる別の空間」 オンラインでは場の空気が読みづらい。 発言する前の間やだれが話すのか 気づいたら言葉が重なってしまう。 集団となればなおさらである。
「日遅れの母の日向かい連絡す」 先日から実家へ帰省する予定だったが コロナが増え始めたため 帰省をキャンセルした。 一人で部屋で寝ていると 母の日も気づいたら過ぎ去る。 そのため昨日を取り返すように 慌てて母の日を連絡した。
「粉っぽさ残る生焼け自炊難カフェで味わう遠き味なり」 久しぶりにホットケーキが食べたくなり、 おうち時間も兼ねて自分で作ることにした。 けれど食べると何故か生焼けで ねっとりしてしまった。 致し方なくレンジでチンして なんとか食べられるようにし…
「ベランダに1枚残る夕薄暑」 昼間のじんわりと感じる暑さから テレビから洗濯日和であることを知らされる。 けれど重い身体を動かすには時間がかかってしまい 昼過ぎに洗濯物を干した。 さすがの暑さから洗濯物も 取り込める夕方だか 厚いバスタオル1枚がま…
「寝る時間スマホ片手の顔に落ち通知ならずに寂しさつのる」 夜、テレビをつけるにはうるさくて けれど本を読む気力もない。 そこでスマホをいじるが 目を引くコンテンツもない。 友達に連絡するには気が引ける時間。 しかも通知も来なく、ただただ寂しさが…
「冷麦にピリリと辛い刺激さす」 夏に近づいていく日、今年初の冷麦を食した。 最近マイブームになっている 食べるラー油を麺つゆに入れる。 ピリリと辛い刺激が、 就活の厳しさに重なる気がした。
「友人に受け止められて泣き腫らし次のステップまでの休憩」 「命の母ホワイト」にも 立ち直せない精神があります。
「芍薬に活力貰う女性らしさ」 ジャージにすっぴん、3食素うどんの毎日に 女を捨てていたと思う。 ふと通り過ぎた花屋に 大きな存在感を放つ芍薬。 【立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花】 自分はまだまだ雑草だけど、 綺麗なものを綺麗といえる心は…
「洗濯と過ぎ去る日々に外に出ず重い腰上げ室内歩く」 起きるとその日の午前中は とうに過ぎ去り、夕方だった。 やらなきゃいけないことばかりであるはずなのに 全然気力が湧かなくなってしまった。 けれどまず室内からと ハードルを下げまずは洗濯と室内を…
「気付かずに八十八夜お茶入れる」 腹痛にみまわれた一日。 普段コーヒや紅茶ばかりだったが 久しぶりに飲んだ煎茶は心が落ち着き とても美味しく感じた。
「気合い入れテストセンター入口へ豪雨飛び込む泣く帰り道」 今回の適性検査は英語が含まれていた。 高校レベルと聞いていたが、 久しぶりに解いた英語はちんぷんかんぷんだった。 帰り道、傘のない豪雨がまっていました。