女子大生ごりらの俳句・短歌

大学の授業で俳句・短歌の日常が非日常へと変わる特別な感覚を味わった。授業は終わってしまったけれど、生涯の趣味としてこれからも付き合っていきたい。

今日の俳句 2/25(木)

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「夕陽(せきよう)や余寒とともに下校の音」

 

都会から地方への境界線はどこにあるのか。

 

乗車していた15両編成の電車が10両編成へと変わる切り離しで数分間停車する。

私はここに境界線を見出した。

 

停車中、常に開いている乗車口から夕日の光が差し込む。

少し冷たい風と共に。

 

近くに小学校があるのだろうか。

ゆったりと、そしてはっきりとした声で下校を知らせる放送が聞こえてくる。

機械を通した幼い声に、懐かしさを憶えた。