女子大生ごりらの俳句・短歌

大学の授業で俳句・短歌の日常が非日常へと変わる特別な感覚を味わった。授業は終わってしまったけれど、生涯の趣味としてこれからも付き合っていきたい。

今日の俳句 2/25(木)

「夕陽(せきよう)や余寒とともに下校の音」 都会から地方への境界線はどこにあるのか。 乗車していた15両編成の電車が10両編成へと変わる切り離しで数分間停車する。 私はここに境界線を見出した。 停車中、常に開いている乗車口から夕日の光が差し込む。 …

今日の短歌 2/24(水)

「風強し空を狭める渋谷ビル地に足つけて選考願う」 就職活動において、オンラインではない企業説明会のため東京へ。 昨日とは異なる冷たい風が吹いて、久しぶりの渋谷駅はまるで迷路だった。 やっとの思いで地上にでたが、普段見る空はどこか狭く感じた。 …

今日の俳句 2/23(火)

「うららかや摘まむ心と白いちご」 天気が非常によく、洗濯物をベランダで干していると、チャイムが鳴った。 母から「いちごを送りました」と数日前に連絡がきていたことを思い出す。 箱を空けると赤いいちごだけでなく、真っ白ないちごも入っていた。 桜の…

今日の短歌 2/22(月)

「日帰りの故郷の匂い持ち帰り脇に抱える老舗大福」 大学3年の春休み。 Uターンでの就職活動も考えており地元の企業の説明会に参加した。 普段ならそのまま帰省し美味しい食事を楽しみ、家族との団欒を謳歌していたはずだ。 けれどやはりコロナの影響はここ…