「友人の内定話深く聞き自分を鼓舞しできた安心」 少しずつ、少しずつ。 就活鬱から脱出できているのだろうか。 友人の内定話に、勿論焦ってしまうが 良くききどうやって活動して来たのか 話を聞くことができた一日だった。
「メディアから黄金週間消え失せる」 通常この時期の朝とお昼のテレビなら 数日後に迫るGWに向けて 賑わっていたはずだ。 しかしこのご時世、致し方ないことだか やはり無理した特集や速報が 今年もGWが無くなったことを実感させられた。
「麻布来て地上を照らす朧月」 初めて降り立った麻布。 地下にある駅をでると、 ビル群の隙間からでる朧月が地上を照らしていた。
「オンライン久し外出日の光身に染み痛いお祈りメール」 対面説明会のあと、本命で結構選考が進んでいた企業から お祈りメールがやってきた。 数日前の雨の日だったら 少しは救われたのかもしれない。 けれど今日は素敵な晴れの日。 気分が下がっているとき…
「春惜しむ物足りなさにコート脱ぎ」 就活のスーツにコート。 今までは2つでセットだった。 けれど夏に向かっているのを実感させられる気温に コートをしまった。 企業に向かう中、どこか物足りなさを感じつつ 脚がおもい。
「五月向け持ち駒数え焦り出す周りは増える来春通知」 大学の対面授業が始まり、友人に会う機会が増えた。 就活についてあまり話さない暗黙のルール的なものがあるが、 やはり内定をもらうと話したくなるのだろう。 来春の通知はまだわたしにはこない。 ただ…
「多忙の日夜に輝く花水木」 面接、説明会、ゼミ発表。 土日の準備をかけた長い一日が終わる。 その帰り道にみた花水木は 夜にも関わらず光って見えた。
「本読んで珈琲飲み込みゼミ資料明日の朝の面接対策」 明日のゼミ資料を制作するだけで一日が終わる。 けれど明日の朝は、就活の役員面接が控えている。 更に珈琲を飲み込んで対策を練らなければ。
「夏隣けれど漫画と部屋籠り」 昨日の雨から一転、 今日は晴れやかな気持ちの良い天気だった。 程よい暑さに上着を脱いだ。 そして到着したのは近所の書店。 そこで買ったのは漫画。しかも10冊以上の大人買い。 早速帰宅し読み込んだ。 温かった昼は 気付け…
「説明後僅か四人の対面で四〇のESウェブ有利かい」 ウェブか対面か。 説明会の受け方を選べるが、やはり対面の方が良いと考えていた。 けれど今回、 対面の場合はその場でES先行を受けることができるが、 時間が短く、しかも何も見てはいけないという制限が…
「雨降りてぶらんこ眺めて無の夜に」 夜の公園にブランコは若者の溜まり場だ。 けれど最近の雨で全然見なくなってきた。 嬉しいような嬉しくないような 複雑な気持ちだ。 ブランコに容赦なく雨が打ちつけるのを見ながら 静かに私は通り過ぎる。
「久方の顔ぶれ揃い健康診断へのちに肉食い体重増える」 健康診断のため大学へ。 一年ぶりに会う友達もいてテンションが上がった。 そして終わったあとにしゃぶしゃぶの食べ放題に行った。 体重測定のため朝ごはんを抜いていたので みんなして食べすぎた。 …
「春服や物足りなさにくしゃみする」 雨がさらさらと降った今日。 いつものように薄手のコートを着て出かけた。 周りも薄手の人が目立つ。 けれどコートを着る私でも寒いので 隣の人のミニスカや薄い上着に心配をする。
「卒論とESプロット更に増え鈍い疲労に魔剤決めるな」 いよいよ大学の授業が始まり、卒論構想の仮題がでた。 しかも一週間後。。 そして就職活動も激化していく。 それに反比例するようにやる気が減っていく。 そういってはいられないことは重々承知だが や…
「最後かなホットコーヒー暮の春」 夕方に訪れたカフェはいまだホットコーヒーの割合が多い。 私はアイスを頼もうとしたが、周りをみてなぜかホットに変更した。 段々と春が終わり夏へと移り変わる一歩手前。 まだ春といえる季節。 けれどたまにはアイスを飲…
「パソコンに朝昼晩とにらめっこ財布良しだが眼精悪し」 Web合同説明会は交通費がかからない点においてはありがたいことだが、 一日中行っているためパソコンの前にいることは やはり目に対して疲労が蓄積する。 わたしは直接行く方があっているようだ。
「花冷えて頭痛巻き込み蒲団入り」 季節の変わり目は風邪をひきやすいときくけれど それが身に染みる一日であった。
「無機質なテストセンター厳かに緊張感とハイテクに負け」 SPIの試験をテストセンターで行うのは今日が初めてであった。 機械が起動する音、マウスのカチカチの音などが 無機質な空間を作り上げていた。 「本番と同じように練習しなさい」とよく言う通り。 …
「囀りを企業訪れ待ちわびる」 終日の就職活動。 朝9:30の対面での面接から始まった。 まさに企業への求愛行動そのものだ。
「行き詰まり藁にも縋る中華街人生初の占いに泣く」 就活にも恋愛にも夢にも行き詰まりを感じた。 そこで発起し占いに行った。 「当たるも八卦当たらぬも八卦」というけれど わかってはいるけれど どうしても藁にも縋りたかったのだ。
「暮遅し『蛍の光』早く聞き」 昨日に引き続き、図書館へ。 今日は閉館するギリギリまで居座った。 18時に閉館する大学の図書館は5分前に「蛍の光」が流れる。 急いで外へ出るとまだ明るいことに気づく。 冬と時間は変わらないのに、いつもより早く「蛍の光…
「図書館の二階見下ろす葉桜に心引き締め履修登録」 新学期の書類を受け取りに行くついでに 図書館に寄ることにした。 そこから見えたとは緑を含む葉桜。 いつまでも花見気分ではいられないことを告げているようだった。
「海苔をまく自炊お握りなつい米」 お金の使い過ぎで節約しなくてはと思い、 久しいバイトで久しくおにぎりを握った。 おにぎりとはこんなに美味しいものとかと驚いた。
「当日の午後三時過ぎに鳴るライン慣れぬドタキャンお座成りにされ」 2回に1回、ドタキャンされていたのが ついに3回に2回の頻度に変わった。 しかも連絡もギリギリ… いつから自分はこんな扱いをされる女になったのだろうか。 自分をいたわれるのは自分だけ…
「宴後一足もなき梅の酒」 半年ぶりに友人とあった。 コロナ禍ということもあり数時間しか会うことが出来なかった。 そして更に短く感じるほどあっという間の時間だった。 けれど一人で帰宅し、数時間前に綺麗にした玄関は 余計に寂しさを増やすことになった…
「貴重な日言葉遊びの万愚節発する言葉虚しく消える」 エイプリルフール。 年に一度の珍しい言葉遊びの日。 けれど相手が居なければ虚しさを実感する日でもある。
「春愁の心身纏う綿毛布」 桜をみてウキウキしていた昨日までと一変、 今日は全くといっていいほどベットから出ることができなかった。 まさにぐうたらしてしまった一日だった。 こうして一日を振り返ってみても 私は綿毛布と四六時中一緒であったということ…
「川越えて電車窓から見る景色眠気眼の桜雲かな」 実家から戻る電車の中。 いつもは気にしない景色を今日ばかりは目が覚めた。 眠気眼でみる満開の桜は もくもくとしゅわしゅわと まるで雲のようであった。
「麦緑花の桃色青き空」 田んぼの麦の緑。 桜の満開。 広い空。 地元を全身に感じる瞬間であった。 すべてがゆったりと、のびのびとする田舎の素敵な時間である。
「お守りのハンドクリーム包み込み夢をかたちに面接臨む」 地元の企業の面接のため帰省した。 そしたら兄がホワイトデーのプレゼントで卵型の ハンドクリームをくれた。 緊張する私の手に潤いを与えてくれた時間だった。